今までの思考
「どうすれば失敗しなかったのか?」を考え、原因を探す
「こうすれば良かった」と答えを導き出し、次に活かす
31歳のとき、上司からパワハラを受け、私の自尊心は崩壊した。自分は弱い、無能だと責め続け「どうすればこんなことにならなかっただろう」と過去を振り返っても、答えは見つからない。
答えが見つからないループから抜け出し、立ち直るきっかけになった、思考↓
”大嫌い” ”信用できない過去の自分” のどこか1つでも、認めてあげること。
認めることができると「私は闘った、弱くないかもしれない」「味方がいなかったのに、状況を変えようとしてたじゃん」と過去の自分をまるっと受け入れることができるようになりました。
パワハラを受けてからこの思考になるまでの経緯をお話ししますね。
【耐えられなくなり、会社を早退】
約1年間、同じ上司のもとで仕事をしていました。いわゆるモラルハラスメントを受けてしまい、最初は負けてたまるか!という気持ちでふるまっていたのですが、ある時、会社で涙が止まらなくなり早退しました。30歳を過ぎた大人が会社で泣くのも情けない、早退するのも逃げるみたいだ、と自分の行動が許せませんでした。そして1日休めばまた会社に行けると思っていました。
【今まで味わったことのない精神状態】
ひと晩寝れば気持ちは落ち着くと思っていましたが、目が覚めても昨日と同じ精神状態のままでした。「あれ?なんで?」寝たのに気持ちがすっきりしない。悲しい気持ちのまま、思い出すと涙が止まらなくなってしまいます。
仕事、家事、子どもの面倒を見る。毎日当たり前にやっていたこともやりたくない気持ちでいっぱいになり、なぜ私がやらなければならないんだと怒りの感情さえ芽生えていました。いつまでこの精神状態が続くのだろうか、やる気のある状態に戻れるのか?という不安もありました。そして心療内科に行くとうつ状態と診断されました。
【少しずつ自分を振り返る】
会社でパワハラが認められてから1カ月後に、上司はほかの企業へ転職しました。業務量の見直しもあり、残業続きだった私は定時で帰宅できるようになりました。前向きな気持ちになることはできませんでしたが、なんとか仕事や家事、子どもの面倒を見ることは徐々にできるようになりました。
でも「自分のことが大嫌い」という思いは消えず「どうすれば今の自分の状況にならずに済んだのだろうか。どうすればよかったんだろう?」と悩み続けたまま、淡々とこなすだけの日々が半年ほど続きました。
答えは見つかりませんでしたが、何度も何度もくり返し考えるうちに、自分の家族や友人がもし同じように悩んでいたら、自分はどうするだろう?と考えるようになりました。私はなんて声をかけるのか?自分はどんな言葉で楽になったか?そう考え始めるようになってから、パワハラにあった自分を少し俯瞰できるようになり、当時書いていた日記や、友人や会社の先輩へ相談したメールなどを振り返りました。
最初は振り返るのがつらかったのですが、向き合い続けると、上司とどうすれば関係性をよくできるか、この状況を打破したい、と奮闘し自分自身や状況を変えようと努力していた形跡が散らばっていることに気づきました。
そうだ、この時はこう思って、こんな行動をしたんだ。
この時はつらかったけど、気持ちを切り替えて仕事をしたんだった。
そんなふうに過去の自分の考えや行動に共感するようになると、思い通りにいかなかった自分を、初めて褒めてあげたいと思えるようになりました。少しずつ時間をかけてそう思えるようになっていき、自分のことが大嫌いだと責めつづけることが少なくなっていきました。
この経験をきっかけに、私は自分への声かけが変わりました。
今でも落ち込んで責めることもあるけれど、時間がかかっても自分が納得する言葉で、最後は自分を抱きしめようって思います。

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